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まなぶログ ちび

うわさの流通量と第2学区定員大幅削減(保護者向け)

2018-12-03
入試が近づくと、生徒や保護者の間で「それはないでしょ。」とあきれるような「うわさ」が流れているのを耳にすることがあります。
 
「○○部は△△高校の推薦に必ず合格する。」とか、「□□さんに頼めば大丈夫。」だとか・・・。
 
昨今の携帯電話とSNSの普及で、この手のうわさは、一昔前とは比べ物にならない広がりの範囲とスピードを手にしているようです。
 
心理学者のオルポート・ポストマンはうわさが発生する仕組みを、
「うわさの流通量=当事者にとっての重要性×状況の曖昧さ」と定式化しました。
 
入試は受験生にとっても、その保護者にとっても「重要」な事柄ではあるのですが、それだけで「うわさの流通量」が増大するわけではありません。それが増えるのは、推薦入試や入試制度変更など情報量が少なく「状況が曖昧」な時であることは、経験からも頷ける話ではあります。
 
10月末に兵庫県教育委員会から「平成31年度公立高等学校生徒募集計画について」が発表されました。
 
兵庫県下ではなんと25学級1,000名の募集定員削減。伊丹市が属する第2学区は、11学級440名の大幅な削減となっています。
 
伊丹市をはじめ、近隣の尼崎市、川西市の3市で240名の削減。(図表1)
 
特に気になるのは、伊丹の中学生に影響を与えそうな県立伊丹高校・川西緑台高校・川西明峰高校で1学級40名ずつ定員削減されていることです。
 
以前ブログで、関関同立の募集定員厳格化で合格者が大幅に減少し、混乱したことをお伝えしました。
 
では、この公立高校の募集定員大幅削減によって、入試が難しくなり混乱することがあるのでしょうか?
 
それを予想するカギは「生徒数」にありそうです。図表2をご覧ください。
この表は「兵庫県学校基本調査」を使って、平成30年度と平成29年度の各市の公立中学校に在籍する中学3年生の在籍数を比較したものです。
 
来春、卒業見込みの中3生は4市で291名の減少となり、公立高校の生徒募集定員削減数を超える大幅なものとなっています。
 
公立高校の募集定員削減は卒業する中3生が少なくなることに対応したもので、中3生に対する公立高校の定員割合が大幅に減少したわけではないのです。
 
上手くいけば、昨年より易しくなるようにさえ見える今回の生徒募集計画。
 
問題は募集定員減少だけに目を奪われて、予期せぬ行動をする受験生が出てくること。
 
場合によっては、極端に受験者数が減少したり増加したりする学校が出てくるかもしれません。
 
妙な「うわさ」が流れて、混乱することがないように祈るばかりです。
 
 
 
ゆうあいゼミ
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